12月17日 失恋をした。それだけじゃなくて、友達さえも失ってしまった。自分に自信をつけるためにしてきた努力は、けっきょく過信でしかなかった。ごめんな、ほんまに。

Dec 17。

「こんなはずじゃなかった。ほんまごめんな。」

カナダ、バンクーバーでひとりの女性に出会った。23歳。すべてが崩れ去ってなくなってしまったのは1週間前、その時で出会ってまだ2週間。実際に会ったのは3回でそれで全部終わってしまった。仕方がないなんてことは微塵もなくて、全部ぼくのせいだってことはよくわかっている。本当にごめんなって、その気持ちばかりが溢れ出てはくるけれど、伝えるべき時がくるまではそれすら封印せざるを得ない。

久しぶりの衝撃だった。初めて会って会話が始まったその瞬間の気持ちの高揚感は、人生で初めてぐらいの感覚を持っていた。あとから考えれば合わせてくれていただけなのかもしれないが、自分の心の落ち着き、話す内容、スピード、隣の居心地の良さが尋常ではなかった。一目惚れという言葉が合っているとは思わないが、完全に心で一目惚れした。すごい自分の中で嬉しくなった。その気持ちをうまく表現できる言葉を持ち合わせていないのだけれど、一気に引き込まれて、もっともっと近くにいたいな、離れたくないな、っていうそんな感覚。そのたった3回直接会って話をしていた時間、自分がどれだけ嬉しくて楽しくて笑っていたのか、振り返っただけでも呆れるほど。それくらい彼女の魅力に取り憑かれていた。それなのに、自分も自然体だった。緊張もせず、浮つきもせず、自然に自然に自分を表現できていた。本当に今までにない感覚。特別感。女性としても人としてもすごい魅力的で完全に惹かれていた。誰かに惹かれる、好きになる、魅力を知る、恋に落ちるのに時間なんて関係ない。虜にされていた。

そんな彼女には付き合う予定のひとがすでにいた。それを聞いた時の失望感は半端じゃなかった。自分にチャンスはないのかな、なんとかこっちに振り向いてもらうための手段はないのかな、って考えてしまった自分が今思えばこの話の分岐点。彼女が人間不信であまり自分から進んでひとと付き合うことはないって話を聞いていた。それでもぼくは自分の気持ちを抑えることができなかった。いつも通りのまっすぐでその時のそのまんまの気持ちをぶつける方法でしか、自分を表現できなかった。きっと彼女が”友達”として楽しんでくれていた自分との時間に自分の都合のいい錯覚をして、自惚れていた。このタイミングで自分の後頭部をガツンと殴られてよかったかもしれない。最近の自分はどこか調子に乗っていた。いい大人になりたい、かっこいい男になりたいといつも考えて、正しい!こっちがかっこいい!!イケてる!!って側を何をするときも選んできたつもりでいた。自信をつけるために努力してきた言動は、いつしか過信に変わってしまっていた。自分を信じる上での大きな間違いがそこにはあった。ぼく自身、人付き合いが得意ではない。でも、今の自分なら興味を持ってもらうこと、ある程度の引き出しを準備できていること、繋がっていけること、多少なりともそういう部分はつくられてきたと自負してきた。この大きな思い込みの愚かさが恥ずかしくて、笑えて、惨めで仕方がない。

「男としてみてほしい、自分にとってすごい魅力的だ」と伝えた。それが彼女を困らせてしまった。友達として見られていたつもりで、だから今後も友達として繋がっていこうと思っていたのにって。そこでぼくは自分のエゴをむき出しにしてしまった。その付き合うひととのことを応援もするけれど、それでも男としても見てほしい。大事な友達にもなりたい、と。どれだけ場違いで気の狂ったおかしな発言をしているのか、今落ち着いてようやくわかる。一度そういう一面をぼくが見せてしまうと、彼女は当然そこを拭きれない。話の矛盾にもほどがある。友達になりたいのに友情以外を示されるって支離滅裂。全ての歯車が合わないどころか、完全に崩れ落ちてしまって、もはや彼女の信頼は全てこの時になくなった。当然友達としても距離を置くし、まずぼくのことがわからなくて不信感しか出てこないだろう。ぼくが逆の立場なら当然そうなる。

すべてをここで説明できない。自分の感情やその時の状況を正確に表す言葉がこの世に存在しない。話が前後していたり、けっきょく何が言いたいのか、どこがそんなに重要なのかなんてこともわからない文章になっているのもわかっている。が、それでも書き残しておきたかった。1週間経ってようやく少し落ち着いてこの感じ。今日までの日は書けたようなもんじゃない精神状態で、鬱でイカれそうやった。人の信頼を失う、友達を失う、不信感を抱かせる、そんなことが人生で初めて起きた。ぼくが自分の気持ちを封印させて何も感情を表現しない状態で、出会った時に戻れればどれだけいいのかと心の底から願ってしまう。

ただ単純に彼女のことをすごい大事にしたいと思った。思ってしまった。まだ全然知らなくてもそれでも、少し話してわかってきた彼女のストーリー、すごくすごく繊細な部分を大事にしてあげたいと思った。それは恋愛とかじゃなくても友達としてじゃなくても、人として。それだけの大きな魅力があった。友達になれるだけでもぼくには十分すぎる魅力があるのに、それ以上を期待してしまった。エゴ。結果的に全てを崩壊させる原因をそこで作ってしまった。彼女が幸せになる、より楽しさが増す、より人生を輝かせる、その一部分を担うなんてことない友達でよかったはずやのに。ただただ不信感を抱かせてしまって、時間を無駄にさせてしまったこと、困惑させてしまったことが申し訳なくて仕方ない。重いって言葉を使って伝えてくれた。そら、重いわな。出会って僅かな誰かわからんやつにここまで表現されたら。自分の不器用さに呆れる。慎重にとかって知らないから。溢れ出る想いを操作しながら人に伝えていく手段をいつも知らないから。年が明けたら一度連絡を取ると約束をした。ただ普通に友達になれることだけを願っている。ただそれだけを。

書きたかった文章とは全然違う。でも、今この状態で書いたのがこの文章ならそれでいいということだろう。

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天井に答えは当然ないよな。

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Comments 2

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内田

秘すれば花

大樹さん

初めまして。セカンドチャレンジhttp://second-challenge.com/運営代表者の内田と申します。
記事を拝見し、大樹さんの熱い想いに動かされ、コメントを残そうと決めました。

私もバンクーバーマジックにあった一人です。当時、出会った瞬間に雷が落ちたEさん。
Eさんには帰国したら日本で結婚をする約束をしている彼氏がいました。Eさんの帰国までは約1ヶ月。
そんなEさんの想いを知りつつも彼女の笑顔を創りたい。
恋はするものではなく、恋は落ちるもの。
彼女が日本に帰った時に「ラスト1ヶ月最高だったな。」そう言わせてやると決め、彼女にしたい事、出来る事、全てやりました。

あれから3年、今、私の隣にいるのがEさんです。
バンクーバーマジックはあります。でも、どこにいても、どれだけ時が経っても解けないマジックがある。

大樹さんはこのマジックをつくるタイミングがもしかしたら少しズレてしまっただけかもしれない。ただそれだけの事だった。マジックを自ら創ろうとした事に、私は感銘を受けました。

ご自身とこの出来事を悲観せずに、最高の笑顔の大樹さんに世界のどこかでお会いさせて頂けるのを楽しみにしています。

今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。

  • 2016/12/21 (Wed) 19:28
  • REPLY
宇田 大樹(Hiroki Uda)

Re: 秘すれば花

内田さん

初めまして、何度かサイトに訪れてさせてもらっていて、実はちょくちょく拝読させてもらっています。
素敵なエピソードですね、ありがとうございます(^^
この先この経験がどう活きてくるのか、今はまだ何もわかりません。ですが、この素敵な出会いがあったことにしっかり感謝して、毎日を過ごしていこうと思っています(^^

こちらこそ、よろしくお願いします。ありがとうございます。

> 大樹さん
>
> 初めまして。セカンドチャレンジhttp://second-challenge.com/運営代表者の内田と申します。
> 記事を拝見し、大樹さんの熱い想いに動かされ、コメントを残そうと決めました。
>
> 私もバンクーバーマジックにあった一人です。当時、出会った瞬間に雷が落ちたEさん。
> Eさんには帰国したら日本で結婚をする約束をしている彼氏がいました。Eさんの帰国までは約1ヶ月。
> そんなEさんの想いを知りつつも彼女の笑顔を創りたい。
> 恋はするものではなく、恋は落ちるもの。
> 彼女が日本に帰った時に「ラスト1ヶ月最高だったな。」そう言わせてやると決め、彼女にしたい事、出来る事、全てやりました。
>
> あれから3年、今、私の隣にいるのがEさんです。
> バンクーバーマジックはあります。でも、どこにいても、どれだけ時が経っても解けないマジックがある。
>
> 大樹さんはこのマジックをつくるタイミングがもしかしたら少しズレてしまっただけかもしれない。ただそれだけの事だった。マジックを自ら創ろうとした事に、私は感銘を受けました。
>
> ご自身とこの出来事を悲観せずに、最高の笑顔の大樹さんに世界のどこかでお会いさせて頂けるのを楽しみにしています。
>
> 今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。

  • 2016/12/22 (Thu) 12:43
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