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3月22日 10人の警察に囲まれ、脅され、股間をグリグリ握られる。世界有数規模のカラカス貧困スラム街ファベーラを上から望む。

Mar 22。

中米縦断の旅を終えた報告をするためのFacebook文章を作るのに、1時間以上かかった。日本語の語彙力を増やしたい。自分の気持ちを表現する言葉がなかなか見つからず、何度も作り直した。プロでもなければお金にもならない”ただの文”に、これだけこだわってしまう自分がなんとも可笑しい。ベネズエラ・カラカスで頭を振り回されて、より言葉選びが難しくなった。ここでのことも、どうまとめられるのだろうか。今日のカラカスは少し曇り空。大好きなベネズエラがあと2日で終わってしまうのか。ちっぽけな自分にただただ空虚感だけが残る。定義を失ったいま、表現の言葉がまったく見つからないでいる。

警察に止められた。タイミングが悪かったか、10人くらいの警察に囲まれた。かなり高圧的な態度で「パサポルテ(パスポート)を出せ!」と怒鳴られ続ける。「ホテルだ」と言っても、僕の言葉は耳に入らない。執拗なまでに身体中を触って調べられる。後ろから股間を何回も握られる。なんで男に触られなあかんねん、しかも何回も。アソコに隠している可能性もあるということか。女性だったらどうするんだ?。どれくらい滞在しているんだ?なぜカラカスにいるんだ?とただ高圧的に質問を繰り返される。僕の正確な返答なんて期待していなくて、どこか不審点を探すことに躍起になっているのがわかる。

両手とすべての指をクンクン臭われる。マリファナをしているだろ?と聞かれる。ヌンカ(Never)と答えた。肩をドンと押され、どっか行け的な吐きゼリフを捨てられた。尋問中に肩をさする振りをして鼓動を確かめてみたが、全然普通だった。その後も、まったく。何も怖くなかった。USドルを持ち歩いていたら巻き上げられていたかもしれない。でも、それで終わりだ。マシンガンみたいな銃が目の前にある。きっといまベネズエラ全体、カラカスでタチが悪いのは警察だ。目の色がおかしかった。あんなに狂気めいた目をしているひとたちを初めて見た。まだぼくの股間は、握られた感触が残ってしまっている。

行き交うひと同士が、モノの値段を聞き合う。明日にはまたインフレで値上がりする。そして、今の値段をみな知りたいのだ。毎日刻々と変わるそれを。自由のきかない僕も満足には食べられていない。豪華だったのは最初の2日だけ。お腹が減った。きっとここに滞在する期間が長くなればなるほど、もっと見えてくる。リスクも高くなる。でも、きっと僕は生きられる。貧困スラム街ファベーラとセントロをつなぐケーブルカーに乗った。上から見るファベーラ。ボロボロの建物やその色づかいが、僕には鮮やかに映った。生活の苦しさなんてわかろうとしても無理だ。ただ僕は、眺めることしかできないのだから。

言語学習サイトで知り合ったアンドレアに会った。自分が想定していた時間とはならなかったが、限られた時間で会えて、直接話すことができてよかった。まだ若い彼女、なんとかこの苦しいベネズエラの経済状況を乗り越えてほしい。彼女もそうだが、いくらかの女性から同じ香りがする。そのシャンプーが手に入りやすいのか、石鹸の香りなのか、香水なのかわからないが。カラカスのど真ん中を歩いた。貧困層が暮らすすぐ隣に、でっかい政府の新しい建物が建てられている。すごくカッコいい道があって、本当は僕の写真を撮りたかった。ここまで脳みそを痛めつけられているカラカスで自分の写真がほしいと思った。

今日は朝も夜もアレパスを食べる。全然お金もかからなければ、栄養もない。本当はこの食事がしたかったんだって気づかされている。初日と次の日は、外で食べた。アントニオとは少しの溝をずっと感じる。到底、僕なんかには理解できないことがたくさんある。今のベネズエラ、旅人が来るようなところではない。今日は少し危険を感じるような雰囲気もあった。すげーガラの悪い地域を歩いた。カメラを持っていることがどれだけ自分自身を危険と感じることか。持たないことがどれだけ安全なことか。夜のセントロを歩きながら、隠れてシャッターを切った。ベネズエラ、もっともっとあなたを知りたいのにな。

世界一周ブログを書いているひとの記事を読む。中米・南米がどれだけ危険か、いかに陸路での国境越えが大変か、すげービッグイベントのように面白おかしく書いている。単純にすごい。ぼくはその感性を持っていない。読み手感覚が見つけられず、ありのままにしか表現できないのだ。でも、思うのは大概の旅人が好きな沢木耕太郎さんの深夜特急は、浮き沈みが少なく、高橋歩さんも出来事を大きくは感じていない。完全に壊されて失っている今、すべてのことに疑問しか浮かばなくなっている。アンドレアは言った。私もどうやって母がお金を作っているかわからない。エルは言った。ベネズエラはミステリーだと。

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ファベーラの真上。

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ここしか隙間なし。

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写真撮るな!とスタッフに言われる。

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緑。

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タワーから。

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ファベーラ、マジででかい。

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向こうまでずっと。

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セントロのどっか。

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急な階段。

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上から。

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パルケセントラルの前にいちばん高かったタワー。

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カラカスでいちばん古い町並み。

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めっちゃかっこいい雰囲気ばっか。

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国旗ありすぎ。

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教会内。

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教会外。

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違う道へ。

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ここがいちばん好きな場所。

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シモン・ボリバールの墓?的な。

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これをズームすると、

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世界でいちばん高いスラム街、ダビドタワー。

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ええ感じ。

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後ろ向いて。

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歩く。

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バスケしてた。

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日が沈んだ。

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夜のカラカス。

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メトロ。

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歩いて、

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帰った。

明日はカラカスとベネズエラ最終日。
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