4月23日 ブラジルの家族と別れ、リオに戻り、妄想ゲームに明け暮れる。効率の良い旅とはなんぞや。移動にかかるのは27時間だけ。

Apr 23。

彼らの休日。テキトーに起きてくる。時間も予定もない。テキトーに誰か訪ねてくる。約束なんてない。テキトーに喋り、去っていく。決まりなんかない。身体が少しにおう。ブラジルのにおいだと、少し微笑む。ハエがコーヒーに飛び込んできて死ぬ。それを知らずに口に入れる。吐き出す。昨日は小バチだった。デジャブ。これもブラジルらしいのか、とは到底言えないハプニング。おぇっ。朝食を終え、モイーセスが起きてきたところでサヨナラを告げる。唯一日本を感じさせられる屋久島のポストカードにポルトガル語で感謝の気持ちを書いてプレゼントする。それだけしかできない。でも、それだけはできる。

30分ほど駅で電車を待ち、1時間ほど揺られてリオのど真ん中へ戻ってくる。緊張、遠慮、いろんな強張りから一気に解放された感覚で、ドッと疲れが押し寄せてきた。シャワーを浴びる。冷たいのか熱いのかわからない。とにかく無心でシャワーを浴びる。テラスへ上り、青空を眺める。宿のオーナーがとんでもなく優しいひとで、スペイン語でぼくがあたかも理解しているかのように会話をする。なにもする気にならず、キョトンとイスにへたり座って時間が過ぎていく。スーパーマーケットへ行く。しょーこちゃんからいただいた米とパスタをきっかけに自炊を決める。今更ながら外で食べる値段との差異に愕然とする。

宿に日本人がやってきた。どんな挨拶が適切かいつも通りわからず、よくわからない雰囲気を作る。しばらくして話しかけてくれたので、ようやく会話になっていく。せいやくんという青年との妄想ゲームが面白くて止まらなくなった。1日クリスティアーノ・ロナウドになる。でも、中身は自分だったら?すげーカッコつけるけど全然下手やんとか。EXILEのATSUSHIになってみる。全然歌詞覚えてへんけどどーしよ、とか。ここで書いても全然面白くもないのだが、これがぼくにはあまりにツボで、30分以上続けた。今日も気づけば0時を回っている。寝ないとな、と言ってからまた30分ほど話して寝床につく。

旅をするうえで、"効率"という言葉について話した。便利な世の中になり、いわゆる時間と金銭の面で、目的地同士を"効率"よく繋いではくれる。でも、この概念にぼくは疑問を持っていて、定義を半ば破壊している。ぼくが思う"効率"は、直感やなにかのきっかけを頼りに進んでいくことで、思わぬ感動や不安を感じつつ、勝手に旅路がつくられていく。これがぼくが思う"効率"のよい旅。旅という言葉の定義から紐解くならば、オリジナルの旅をつくるという部分に焦点をあてる。まぁ感覚的なものだし、本来の言葉の意味とはズレてくるので、こんなところで話したとて伝えられるものではないと百も承知なのだが。

明日は午前11時のバスでフォス・ド・イグアスへ向かう。到着予定は27時間後、明日の昼14時だ。しょーこちゃんと話している時に、"まぁ27時間しかかからんしな"みたいな言い回しをしているふたりがおかしくて笑った。東京ー大阪間は歩いていく距離だとでも言わんばかりの。それは言い過ぎた。自分の当たり前が変わるのは、とても面白い。新しい自分に気付かされるのも、とても興味深い。きっと個性だけが伸びていく。どんどん個性が強くなる。良いか悪いかの基準はない。個性なのだから。最初からそんな際立つ個性を持っているひとなんて稀だ。強すぎるくらいがちょうどいい。もっともっと溢れる旅を。

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モイーセスと。

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タイちゃんと。

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ブラジルの僕の地元の駅。

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ベンジャミン・ド・モンテ。

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セントロに帰還。

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懐かしくさえ感じる。

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3レアレスで腹一杯。

日本語の愛おしさが止まらない。
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