2月27日 「ただいま」と「おかえり」。いま死んだっていいくらいに、ぼくは幸せだ。世界でいちばんの幸せ者だ。

Feb 27。

巡り合わせや必然という言葉、強く強く願う想いを信じる以外…ない。ゆっくりゆっくり時間をかけて空港から自宅へ向かった。立ち止まったり一本乗り過ごしたり…全ての自分の行動がそこに繋がっていたのだと、信じてやまない。実家へ帰る最後の角を曲がった。ひとりの男性が歩いている。歩き方、頭の形、髪の色…一瞬だけ、一瞬だけ立ち止まってその後は涙がもう溢れることを通り越して、すでに零れ落ちていた。今これを書いているこの瞬間も、画面がゆらゆらと揺れてしまうほどに心は嘘をつけない。そこにいた。会いたかった、いちばん会いたかったひと。お父さん。

「お父さん!」思わず叫んだ。ゆっくりとスローモーションのように振り返った彼は、すぐに笑顔と涙が入り混じった顔で優しく優しく優しく、そして強く迎えてくれた。あんなに強くひとと抱き合ったことはない。あんなに気持ちが溢れる瞬間を生きたことがない。場所なんか関係ない、人の目なんて微塵も関係ない、そこにはお父さんとぼくだけの時間がある。6年ぶり、ぼくのお父さんだ。会いたかったと、ずっとずっと会いたかったと何度も伝えた。よしよしとしてくれるその優しい手は、暖かかった。少し痩せ細った身体、でも一段と優しく男前になったお父さんがいたんだ。

着いたよって玄関の扉を横に引いてくれる。「一緒に帰ってきたん?」いつも通りリビングからひょこっと顔を出すお母さん。「ただいま」駆け寄り抱きしめ合う。変わらぬ細い身体、強く強く抱きしめる。これ以上の幸せがこの世に存在するだろうか。暖かい空気、微塵の曇りもない幸せな空気だけがぼくたちを包んでくれる。いつもの食卓、自分の机、足が伸ばせない小さな湯船、タオルの匂い。変わったことは、仏壇の横におばあちゃんがもうひとり増えたことだけ。なんて気持ちのいい波動がする家だろう。これ以上の何かを求めて生きられない。「ただいま、帰ってきたよ!」

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ただいま。

涙は枯れない。いつまでも流れるものだ。
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Comment

NzのHitomi  

ないた。愛で溢れてる、貴重なじかんをたのしんでほしい。そしてまた世界を見せて欲しい。ps まだウーフしてます。

2019.03.01 Fri 09:12
宇田 大樹(Hiroki Uda)

宇田 大樹(Hiroki Uda)  

Re: タイトルなし

これ以上は、ない。 ひとみさんにもはやく会いたいね。



> ないた。愛で溢れてる、貴重なじかんをたのしんでほしい。そしてまた世界を見せて欲しい。ps まだウーフしてます。

2019.03.01 Fri 10:17