欧米人家族とすれ違う、物乞いするカンボジア人女の子。

タイ・カンボジアの国境での一幕に思う…

「切なさを感じつつ、世界の現実を知る。」

タイ・カンボジアの国境を陸路で通過する。クッキーかなにかの空き容器を持って、ボーダーを歩いていく通行人に物乞いをしているカンボジアの女の子。まだ小学生になるかならないかくらいの年齢だろう、服装もどこか小汚く、毎日そこにいるのかもしれないと容易に想像できる。その時だった。肩がぶつかるくらいのすぐ隣を、欧米人の同じ年くらいの女の子が、おしゃれなかわいい洋服を身に纏いながら、家族と一緒に通り過ぎる。不思議そうな目でその物乞いする女の子を見ながら・・・

一抹の切なさを感じつつ、これが現実なんだ、と気づかされる。先進国と発展途上国・・・ニュースで知ることなんて、ほんの一握りの断片に過ぎない。いくら文献で世界情勢の知識を入れたとしても、実際に目で見るのとでは雲泥の差である。かくいうぼくも、その国のほんの1mmほどのひとかけらしか見ることはできない。それでもぼくは、この一瞬の光景が脳裏に焼きついたまま離れない。

カンボジアに数日間滞在していた時のこと。トゥクトゥクに乗ってベンメリア遺跡に行く道中、カンボジア最大の観光地シェムリアップから少し離れた場所で、ありふれた日常に遭遇した。小学生くらいの小さな子が、サドルに乗れないほど大きな大人用の自転車を必死に漕いでいる。辺り一面、なんにもない砂利道をリュックを背負った小学生が延々と歩いている。同じくらいの大きさの子が、スクーターに乗っていたりもする。家の手伝いだろうか、重たそうなものを3人の子どもが一生懸命運んでいる・・・。日本を飛び出さなければ、わからない光景。いくら知識として知っていても、実際に目の当たりにすると、感覚は全然ちがうものだった。普段は観光客が通らない道だったのだろう。すれ違うひと全員がぼくを凝視する。こんなにも人と目線が合うのかというくらい、凝視される。ニコッと笑顔を見せると、怪訝そうに見てくる子もいれば、笑顔で手を振り返してくれる子もいる。

この文章を通じて、なにを伝えたいのか、ぼくにもぼくがわからない。ただ、なにかこのことを書かないわけにはいかない気がした。世界が資本主義経済であるいま、きっと国境でみた女の子2人の差は、よっぽどのことがない限りは縮まることはないだろう。そして、自分が日本に生まれ、日本に育ち、いまこうしてこの光景を傍観できていることに、ただただ感謝するのみである。外はものすごいスコールが降ってきた。きっとこのまとまりのない文章に対する怒りだろう。

↓↓クリックお願い!↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村


ワーキングホリデー ブログランキングへ

Comments 2

There are no comments yet.
ラグー

国境のおねだりキッズ。箱や帽子をもって近づいてきてうるうるの目で必死に訴えかけられると心が揺さぶられるよね。こんなに小さな子供が必死に生きてる......

って間にすられるから。

帽子で隠してベルトに着けたデジカメ盗まれたバカは私です。旅半年分の写真全部なくなった。まさしく同じ場所。

  • 2015/05/30 (Sat) 06:46
  • REPLY
宇田 大樹(Hiroki Uda)

Re: タイトルなし

ラグーさん
コメントありがとうございます(^^油断大敵、そしてそれは悔しい体験ですね。非常にどっちつかずな気持ちになる場所ではありますもんね!

> 国境のおねだりキッズ。箱や帽子をもって近づいてきてうるうるの目で必死に訴えかけられると心が揺さぶられるよね。こんなに小さな子供が必死に生きてる......
>
> って間にすられるから。
>
> 帽子で隠してベルトに着けたデジカメ盗まれたバカは私です。旅半年分の写真全部なくなった。まさしく同じ場所。

  • 2015/06/02 (Tue) 09:17
  • REPLY